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『サジャボーイズ』ジヌのアン・ヒョソプ、<ケイポップ デーモン ハンターズ>の録音ビハインドを伝え.. "ジヌと私はシンクロした"

"声だけでなく、顔の表情や動きまで一緒に撮影"

キム・ジヨン記者
(左から) <ケイポップ デーモン ハンターズ> ジヌ, アン・ヒョソプ
(左から) <ケイポップ デーモン ハンターズ> ジヌ, アン・ヒョソプ

<ケイポップ デーモン ハンターズ>のアン・ヒョソプが作品の興行に対する感想と録音ビハインドを伝えた。

Netflixアニメーション映画 <ケイポップ デーモン ハンターズ>が爆発的なグローバル興行を続ける中、劇中アイドルグループ『サジャボーイズ』のリーダージヌの声の演技をした俳優アン・ヒョソプは所属事務所ザ・プレゼンツカンパニーを通じて一問一答を伝えた。

アン・ヒョソプは "<ケイポップ デーモン ハンターズ>は本当に多くの魅力を持っている作品" とし "自分が持つ独自の美しさを受け入れ、自分だけの特別さを認め、ありのままの自分を愛しようというメッセージが込められている" と映画について説明した。さらに彼はジヌの声を録音していた過程を振り返り "私の声だけでなく、顔の表情や動きまで一緒に撮影した。そのように記録されたレファレンス映像はジヌというキャラクターを作る際にキャラクターの表情や感情、動きを詳細に描写するのに反映された" とし "単なるボイスアクティングを超えて体と表情が共に溶け込んだ作業だった。だからジヌと私はシンクロできた" とビハインドを伝えた。

以下はアン・ヒョソプの一問一答の全文である。

Q1. <ケイポップ デーモン ハンターズ>に参加することになったきっかけは何ですか?制作陣から手紙をもらったというエピソードがあるそうですが、本当ですか?

A: 新しいジャンル、ボイスアクティングという作業方式に対する好奇心がありました。

そして海外で大きな愛を送ってくださるファンの皆さんに何か楽しい思い出を残してあげたいという気持ちが大きかったです。作品が伝える『愛』というメッセージを音楽とK-POPを通じて伝える方法も独特に感じました。

プロジェクトに参加する前にメギ・カン監督から手紙を送っていただいたのですが、その中で私に対する温かい関心と作品に対する深い愛情を感じることができました。その真心を信じて、一緒に良い結果を作りたいという気持ちが自然に生まれました。

Q2. <ケイポップ デーモン ハンターズ>はどんな作品ですか?

A: 本当に多くの魅力を持っている作品です。この作品はファンタジーでありながら、私たちの現実と接点がある物語です。私が好きな韓国語の中に「美しい」という言葉があるのですが、その中には「自分らしい」という意味も含まれています。この作品の中にもそれぞれが持つ独自の美しさを受け入れ、自分だけの特別さを認め、ありのままの自分を愛しようというメッセージが込められています。

Q3. 自分が演じたキャラクター『ジヌ』はどんな人物ですか?

A: ジヌは家族と一緒にいるために鬼と取引する危険な選択をし、その代償として魂を失います。それでも人間に対する愛情と温かさを持ちながら生きる温かさを持った人物だと思います。そういった点で視聴者が共感と愛を感じることができるのではないかと思います。

Q4. 録音方式が特別だと聞きました。

A: (初対面を除いて) 私が韓国にいて制作陣はアメリカにいるので、ビデオ通話で作業を進めました。録音の際にはマイクの横にカメラを置き、私の声だけでなく顔の表情や動きまで一緒に撮影しました。そのように記録されたレファレンス映像はジヌというキャラクターを作る際にキャラクターの表情や感情、動きを詳細に描写するのに反映されました。実際に完成したジヌの顔とスタイルは私の姿を基にした部分があります。フード付きの服などもそうです。単なるボイスアクティングを超えて体と表情が共に溶け込んだ作業であり、こうした過程がキャラクターに生命力を吹き込むのに重要な役割を果たしたと思います。こうした過程と制作チームの努力によってジヌと私がシンクロできたのだと思います。

Q5. メギ・カン監督、そしてクリス・アップルハンス監督との作業はどうでしたか?

A: メギ・カン監督、そしてクリス・アップルハンス監督と一緒に作業できて本当に光栄でした。アニメーションというジャンル自体が私にとって初めて接する新しい作業方式だったので、馴染みがなく難しい部分もありましたが、そのたびに監督お二人が繊細で温かく導いてくださったので、すぐに適応できたと思います。

例えば感情の流れを声だけでどう伝えるかについてです。同じシーンでも感情の濃さや言葉の速さ、間隔などをさまざまに試させていただき、アニメーションの中でもキャラクターがより立体的に生きることができるように助けてくださったのが印象的で、自由に表現できる環境を作ってくださったことに感謝しています。

Q6. ジヌの内面の悪魔はどんな姿ですか?

A: ジヌの内面の悪魔は彼を押しつぶしてきた苦痛と罪悪感、そしてどうしようもない選択から生じた苦痛と後悔で作られています。どうしようもない決断だったとしても、その記憶が彼を苦しめ続けます。

内なる声は低く重いささやきのように近づき、常に正しい方向を妨げて揺らします。

このような内なる闇に直面し受け入れることは決して簡単ではありませんが、結局私たち全員が経験する過程だと思います。そうした時間を通じて自分を見つめ、少しでも強い人間になれると信じています。

Q 7. この映画の背景となる世界はどんなところですか?

A: ファンタジーのように見えますが、詳しく見ると私たちが住む世界に似ています。善と悪が共存し、人々の欲望と犠牲がぶつかり合う場所です。その中でK-POPは希望の象徴のように作用している存在だと思います。

Q 8. 初めてこの映画を見たとき、どんな気持ちがしましたか?

A: 言葉にできないほど胸がいっぱいになった感じがしました。

台本を読んでいるときも面白いと感じましたが、アニメーションというジャンル自体が私には馴染みがなかったので、果たしてこれがどう実現されるのか想像がつきませんでした。しかし実際に完成した映画を見てみると、私が想像していたものをはるかに超えた、本当に信じられないほど美しく感動的な作品になっていました。一つ一つのシーンがまるで夢のように感じました。

何よりこの作品を見てくださるファンの皆さんがいるなら、この楽しさを一緒に分かち合いたいです。皆さんも私のようにこの物語に夢中になり、その中の楽しさと感動を共に感じていただければと思います。

Q 9. この映画が今まで見たアニメーションと最も異なる点はどの部分ですか?

A: 感情が中心となるアニメーションという点が最も大きな差別化だったと思います。通常アニメーションでは音楽が背景のように存在することが多いですが、この作品は音楽と物語、感情が有機的に結びついているので、舞台のように感じられたり、同時に一つの映画でありパフォーマンスとしても近づいてきました。このような構成が私にとって非常に新しく印象的でした。

Q 10. この作品を通じて伝えたいメッセージは何ですか?

A: 誰にでも内なる闇はあり、時にはそれを認めて向き合う勇気が必要だというメッセージが伝わればいいなと思います。そして最終的には自分だけの声を信じて、前に進む力を得る物語である点で、多くの方々に慰めと勇気を与えられればと思います。

Q 11. アニメーション映画やシリーズが持つ想像力の力についてどう思いますか?

A: アニメーションは想像力という限界を超えるジャンルだと思います。現実の制約なしに、頭の中に浮かんだすべてのものを視覚的に実現できるのです。そしてその中には非常に深い感情、哲学、メッセージも込めることができます。大人でも子供でも心を打つ物語、それがアニメーションの力だと思います。

私自身、ソニー・ピクチャーズの長年のファンでありアニメーションを愛する一人として、今回の作業に参加できたことが本当に嬉しく意義深いことでした。Netflixを通じて皆さんにお会いできることがとても嬉しいです。