![アップル映画 <F1> 主演を務めたブラッド・ピット
[ロイター連合ニュース資料写真]](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fcineplay-cms.s3.ap-northeast-2.amazonaws.com%2Farticle-images%2F2025-07-07%2F9f0737d7-c6a3-46c2-ae9e-d39465a7a98d.jpg&w=2560&q=75)
アップルが自社制作したレーシング映画 <F1 ザ・ムービー>が公開10日で全世界で2億ドル以上の売上を記録し、予想を超える興行成績を見せている。
5日(現地時間)アメリカ経済専門メディアCNBCなどによると、ブラッド・ピットが主演を務めた <F1 ザ・ムービー>は先週末北米ボックスオフィスで1位を獲得した。先月27日の公開以来、現在までにグローバル売上2億ドルを突破したと集計されている。
特に公開初週末だけで1億5千500万ドル(約2千115億ウォン)以上の売上を記録し、アップルがこれまで自社制作した劇場公開作品の中で最高興行記録更新を目前に控えている。現在アップル劇場公開作品の中で最も高い売上を記録した作品は2023年11月公開の <ナポレオン>で、総額2億2千140万ドルを稼いだ。
イギリスのフィナンシャル・タイムズ(FT)は <F1 ザ・ムービー>のグローバル売上が今週末に3億ドルに達すると予想していると報じた。
アップルはこれまで自社制作映画を主にストリーミングサービスアップルTV+を通じて公開してきた。しかし2023年 <フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン>を皮切りに劇場公開を通じた本格的な収益モデル構築に乗り出している。
以前の作品の成績は残念だった。約1億6千万ドルの売上を上げた <フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン>と <ナポレオン>はどちらも業界では興行失敗作と評価されている。
しかし制作費2億ドル以上が投入され、ワーナー・ブラザースが配給を担当する <F1 ザ・ムービー>は今年初の夏のブロックバスター興行作になると予想されている。
この映画は1990年代のフォーミュラ1(F1)の才能ある有望株だったが、1993年の大事故で引退したレーサーが30年以上経った後、チャンピオンを目指す最後の挑戦に出る物語を描いている。ハリウッドスターのブラッド・ピットが主人公役を務めて話題を呼んでいる。
業界では <F1 ザ・ムービー>の全世界ボックスオフィス売上が5億〜6億ドルに達すると予想している。もし総売上が5億1千700万ドルを超えれば、アップルがこれまで劇場で公開した映画4本の総興行売上を合計したよりも多い数字になる。
ワーナー・ブラザース配給責任者のジェフ・ゴールドスタインは「この映画は今後も興行を続けるだろう」と述べ、「まだエンジンに燃料がたくさん残っている」と自信を示した。