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「オアシス 16年ぶりの再結成公演に突入...『戻ってきて嬉しいです!』」

デイリーニュースチーム

リアム(左)とノエル(右)ギャラガー
[AP/インビジョン聯合ニュース]
リアム(左)とノエル(右)ギャラガー [AP/インビジョン聯合ニュース]

イギリスのブリットポップの伝説的ロックバンド、オアシスが16年の空白を破り、舞台に戻ってきた。激しい対立で解散したギャラガー兄弟が再び同じ舞台に立ち、全世界のファンから熱狂的な歓迎を受けた。

オアシスは4日(現地時間)夕方、ウェールズのカーディフ・プリンシパリティ・スタジアムで「オアシス・ライブ25」ツアーの初公演を行ったと、BBC放送とロイター・AP通信が報じた。会場を埋め尽くした7万4千人以上の観客は、リアム・ノエル・ギャラガー兄弟が「ハロー」(Hello)と「アクイエス」(Acquiesce)で舞台を開くと、歓声を上げて熱狂した。

特に注目されたのは、ギャラガー兄弟のジェスチャーだった。過去の激しい対立でバンド解散の原因となった二人は、この日舞台で息を合わせ、手を取り合って高く持ち上げる姿を見せた。

オアシスはこの日の公演で「モーニング・グローリー」(Morning Glory)、「サム・マイト・セイ」(Some Might Say)、「ロール・ウィズ・イット」(Roll With It)、「スタンド・バイ・ミー」(Stand By Me)、「スーパーボニック」(Supersonic)、「ロックンロール・スター」(Rock 'N' Roll Star)などの代表的なヒット曲を演奏した。リアムは「シガレット・アンド・アルコール」(Cigarettes and Alcohol)を歌う前に観客に向かって「振り返ってお互いに腕を回してください、皆さんが互いに愛し合っているように」と叫んだ。

『長い待機が終わった』
[AP/PA聯合ニュース]
『長い待機が終わった』 [AP/PA聯合ニュース]

公演会場の前には、開始数時間前からファンが集まり、長蛇の列を作っていた。オアシスのTシャツを着て入口が開くのを待っていた一人のファンは「長い待機が終わった」という横断幕を掲げていた。

マット・ホプマン(48)は「オアシスはただのバンドではなく、一つのムーブメントであり、イギリスらしさの一部だ」と語った。バンド解散当時幼児だった学生エリー・ウィルショ(19)も「再結成を見るためにいくらでも出す意向がある」と明らかにした。

BBC放送によると、今回のツアー初公演を観るためにアルゼンチンや日本から飛んできたファンもおり、彼らは最大5千ポンド(約930万円)に達する旅行費用を惜しまなかった。チケットを手に入れられなかった数百人のファンは、雰囲気だけでも楽しもうと競技場周辺に留まった。

歓声を上げるファン
[ロイター聯合ニュース]
歓声を上げるファン [ロイター聯合ニュース]

リアムは公演中に「楽しい時間を過ごしていますか? 4万ポンド(約740万円)の価値がありましたか?」と高いチケット代を指摘するジョークを飛ばし、客席から笑いを引き起こしたとBBCは伝えた。

オアシスは5日までカーディフで公演を行った後、ギャラガー兄弟の故郷であるイングランドのマンチェスターに移動する。その後、アイルランド、アメリカ、メキシコ、日本、オーストラリア、ブラジルなどでツアーを続け、韓国でも10月の公演を予定している。

1991年に結成されたオアシスは「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」(Don't Look Back in Anger)、「リブ・フォーエバー」(Live Forever)などのヒット曲で、全世界で9000万枚以上のアルバムを販売したブリットポップの伝説的バンドだ。ギャラガー兄弟の不和により2009年に解散したが、昨年8月に再結成のニュースと共に2025年のツアー日程を発表すると、イギリスでの公演チケットは瞬時に完売し、転売価格が天井知らずに高騰するほどの人気を誇った。

音楽専門作家ジョン・エイジルウッドはAP通信に、予測不可能な「気まぐれな化学反応」を見せるギャラガー兄弟について「それがオアシスの魅力の一つだ。危険という要素」と評価した。

楽しんでいるファンたち [AFP聯合ニュース]
楽しんでいるファンたち [AFP聯合ニュース]