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キム・ナヒ(音楽評論家)の『ヴィヴァルディと私』② 春、あるいは、聞こえるだけだった存在たちが姿を現し始める瞬間

キム・ナヒ(音楽評論家)の『ヴィヴァルディと私』② 春、あるいは、聞こえるだけだった存在たちが姿を現し始める瞬間

春は、ただ花が咲く季節ではない。聞こえるだけだった存在たちが、ついに姿を現し始める瞬間だ。
私たちは、ほんのしばらくのあいだ、相手のことを理解した、あるいは分かったような気になってしまい、そう信じてもいる. 音楽の中では、それが成り立ってしまう. 音楽を通じて、音楽で意思を交わすことがそうだ. 二人の関係におけるいちばん深い層は、ヴィヴァルディが夜中に先にチェチリアの隠れ家へやって来て、あふれるように告白する場面に表れている. それは愛の告白ではない. 音楽へ向けて注ぎ込む、切実な本音だ. 音楽の中では、すべてが可能だ、と彼は言う. 喘息でしばしば身体が崩れてしまう彼が、激しくなれるのは、音楽の中だけなのだと. 自分のすべてを音楽に賭けてみた人だけが言えることだ.
作品の物語が現実に、〈キリゴ〉と〈プラダを着た悪魔2〉が没入感を高める方法

作品の物語が現実に、〈キリゴ〉と〈プラダを着た悪魔2〉が没入感を高める方法

まさに「過度な没入」の時代だ. 2026年、コンテンツ界のテーマは「過度な没入」ではないだろうか. 〈王と暮らす男〉を見て端宗(タンジョン)の悲しみを感じにヨンウォルのチョンリョンポへ向かう観客がいる一方、〈サルモクジ〉を見て水の亡霊の恐怖を体験したくて忠清北道礼山(イェサン)のサルモクジに走る観客が後を絶たない. エンドロールが流れた後、観客は作品の世界観に積極的に介入することを楽しむ. エンドロールが流れた後に観客が自発的に生み出す物語が作品の寿命を決める時代だ. 〈キリゴ〉アプリの人気がまさにそれを象徴している.
イ・ソンミン×キム・ムヨル『チャムキョイク(参教育)』6月5日公開!崩れた教育現場を守る“校権保護局”が登場!

イ・ソンミン×キム・ムヨル『チャムキョイク(参教育)』6月5日公開!崩れた教育現場を守る“校権保護局”が登場!

崩れた大韓民国の教育現場を守るために創設された、校権保護局の痛快でスカッとする“参教育”を描くNetflixシリーズ。
越える学生、教師、保護者のせいで崩れてしまった大韓民国の教育現場を守るために創設された校権保護局の、痛快でスカッとする“参教育”を描くNetflixシリーズ 〈チャムキョイク〉が6月5日の公開を確定し、世界中の視聴者と出会う。 〈​チャムキョイク〉は架空の政府機関“校権保護局”という独創的な設定を土台に、教育現場の現実に真正面から向き合い、痛快でありながらも心からの物語を届けるだろう。 公開されたティザーポスターは、混乱に陥った学校を立て直すために結成された校権保護局(以下、校権局)の主人公たちである“ナ・ファジン”(キム・ムヨル)、“チェ・ガンソク”(イ・ソンミン)、“イム・ハンリム”(ジン...
『メディア王』テッド・ターナー、逝去…CNN設立・24時間ニュース時代を切り拓いた先駆者

『メディア王』テッド・ターナー、逝去…CNN設立・24時間ニュース時代を切り拓いた先駆者

享年87歳、フロリダ州の自宅で死去…2018年からルイボディ認知症(レビー小体型認知症)を患う 「世界が終わるまで放送する」…CNNを創設し、現代の報道地形を再編 ビリオネアの企業家で慈善家としても…UN財団に10億ドルを寄付するなど、人類愛を実践
現代のメディア産業の勢力図を変えた“メディア王”であり、CNNの創設者テッド・ターナー(Ted Turner・87)がこの世を去った. CNNは6日(現地時間)、ターナー・エンタープライズの発表を引用し、ターナーがフロリダ州タラハシー近郊の自宅で死去したと報じた. ■「24時間ニュース」という狂気のアイデア…世界をひとつに結ぶ 1938年にシンシナティで生まれたターナーは、父の屋外広告事業を引き継いでメディア帝国を築いた. 彼の最大の功績は、1980年6月1日、世界初の24時間ニュース専門チャンネル「CNN(Cable News Network)」を立ち上げたことだ.
TVer「コメディ・ショートリーグ」6月公開!ユ・ヨンジン・ファン・ジェソン・クァク・ボム・イ・チャンホが総出演、残酷なショートフォーム・バトル!

TVer「コメディ・ショートリーグ」6月公開!ユ・ヨンジン・ファン・ジェソン・クァク・ボム・イ・チャンホが総出演、残酷なショートフォーム・バトル!

2分30秒前後という限られた時間内で繰り広げられる競争構図。これまでのコメディよりもさらに速く、強烈な笑いどころを予告する。
韓国を代表するOTTのティービング(TVING)が、SNS中心で大きな人気を集めてきたショートフォーム・コメディを、国内初となるOTTステージへ持ち込むティービング・オリジナル番組 〈コメディ・ショートリーグ〉として、6月1日午前8時から本格的にコメディ市場攻略に乗り出す. 〈コメディ・ショートリーグ〉は、ティービングが提供するショートフォーム・コメディのバラエティだ. ティービングのログインなしで楽しめる. コンテンツは全12週間、毎週月曜から金曜まで毎日3チームの新しいショートが公開され、合計192本に及ぶコメディ・ショートを一挙に放出する予定だ.
イム・ヨンウン、SBS『島の独身英雄(섬총각 영웅)』シーズン2の制作決定…ステージを降りた“人間イム・ヨンウン”の帰還

イム・ヨンウン、SBS『島の独身英雄(섬총각 영웅)』シーズン2の制作決定…ステージを降りた“人間イム・ヨンウン”の帰還

所属事務所のフィッシュミュージック「さらに拡張された物語と新たなケミストリーを披露する」 シーズン1で同時間帯視聴率1位を記録した“ヒーリング番組”の頂点…期待が高まる 9月の高揚スタジアム・コンサートを前に、バラエティを通じてファンとの交流を強化
“イム・ヨンウン・シンドローム”の主役、歌手イム・ヨンウン(35)が、もう一度“島村の穏やかな日常”の中へ視聴者を招き入れる. ■ 視聴率1位の威厳…『島の独身英雄(섬총각 영웅)』シーズン2として戻ってくる 6日、所属事務所のフィッシュミュージックは、イム・ヨンウンがSBSのバラエティ番組『島の独身英雄(섬총각 영웅)』シーズン2への出演が確定したと公式発表した. 所属側は「シーズン1よりも、さらに拡張された物語と、新たな人物たちとの息の合い方を盛り込む予定だ」とし、「ぜひ多くの期待を寄せてほしい」と伝えた.
8人の映画人?『誰だって無価値な自分と闘っている』を輝かせる8人会俳優たちの出演作

8人の映画人?『誰だって無価値な自分と闘っている』を輝かせる8人会俳優たちの出演作

主人公より周辺人物に共感してしまうドラマがある. 〈誰だって無価値な自分と闘っている〉、いわゆる「モジャムッサ」で描かれるのは8人会の話だ. 8人会は大学生時代に映画サークルで出会い、今は現役の映画人として活動している面々で、その中で主人公ファン・ドンマン(ク・ギョファン)だけが10年にわたって監督志望のままでいる. そのためかドンマンは8人会を常に不快にさせるような発言をし、結果的に8人会が「7人会」になりかねない状況にまで至る. もちろん物語が進むにつれてドンマンの心情は理解できるようになるが、ドラマを見た視聴者はドンマンに振り回される8人会を見て内心同情したはずだ.
[キム・ジヨンのツッコミ] 『21世紀の大君夫人』、人気グルメ店だと思っていたが期待ほどのパンチがなかった理由

[キム・ジヨンのツッコミ] 『21世紀の大君夫人』、人気グルメ店だと思っていたが期待ほどのパンチがなかった理由

「よく観た」という言葉の後にはいつも「でも」と付け加えたくなる. 生まれつきの反骨精神のせいだろうか. どれだけ面白かった映画やドラマでも、必ず言いたいことが一つはある. 気になる部分をつまんで、〈キム・ジヨンのツッコミ〉を書く. 人気グルメ店だと思っていた. 長いウェイティングの末やっと入店した. 写真を撮ってインスタグラムに上げたくなるような料理が出てきた. しかし期待したほどではなかった. 一度は行ってみる価値はあるが、また行きたいかと問われれば、うーん. チーズ、トリュフ、A5ランクの韓牛など、無条件においしいはずの素材を使っているのに、わざわざ食べるほどでもない味だった.
批評家は首を振り、観客はうなずく… 評価が分かれてもヒットした映画3本

批評家は首を振り、観客はうなずく… 評価が分かれてもヒットした映画3本

ポップの王がスクリーンを食い尽くす勢いだ. 北米を含む約30か国で公開された 〈マイケル〉 は、公開初週だけで2億ドルを突破し興行中だ. 公開前までは映画評サイト『ロッテン・トマト』で辛辣に近い評価、いわゆる“Rotten判定”(批評家の支持率が60%以下の場合)が出て不安視されたが、実際の公開後は観客から好評を得て追い風に乗っている. 韓国で4月29日から公開される 〈スーパーマリオギャラクシー〉 も似たような傾向を示した. 映画は芸術であると同時に大衆文化の産業でもあるため、批評家と観客の反応が鮮明に分かれ、それが観る楽しみを増すこともある.
ペ・スンタク作家の『マイケル』を待つ気持ち ① ジャクソン5から、なんと1億枚の『Thriller』に到達するまで

ペ・スンタク作家の『マイケル』を待つ気持ち ① ジャクソン5から、なんと1億枚の『Thriller』に到達するまで

「私は世界をひっくり返してみせる。私は幻想的だ。深く、深く掘り下げて掘り下げる。これまで史上最高のアーティストたちが成し遂げたものを、超えてみせる。」
11歳ごろの私は、小学校4年生だった。職業が企業の交渉担当だった父は、しょっちゅう海外を行き来していた。父の出張みやげは、だいたいレゴのようなおもちゃだった。そんなある日、父がプレゼントに1枚のアルバムを買ってきた。まさにそのレコード、マイケル・ジャクソンの1987年作 〈Bad〉を聴いて、聴いていた記憶が、今でもはっきりと鮮明に残っている。もちろん、うちにはカセットテープよりもレゴのほうがずっと多かった。あとでそのレゴは、跡形もなく消えてしまったが、もし保管していたらかなりの値段がついたのではないかと推測している。株が上がったあとに嘆くのと似ている。私たちはみんな、仮定法過去完了の奴隷だ。