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『ホープ』で異様な大工を怪演 ウム・ムンソクの知られざる経歴

『ホープ』で異様な大工を怪演 ウム・ムンソクの知られざる経歴

「4885、君だろ. 」(〈チェイサー〉)、「何が大事なんだ」(〈哭声〉)といったナ・ホンジン監督の印象的な台詞に並び、〈ホープ〉で忠清道なまりの奇怪な大工ヤンベ(ウム・ムンソク)が放った一言も観客の耳に残る. 方言まじりの短い台詞「うちにおるだってよ. 」とともに、ウム・ムンソクは力の抜けた表情とたどたどしい話し方、奇怪な身ぶりで、宇宙人以上に異様なヤンベを立ち上げた. ヤンベが冷凍庫に保管していた幼い宇宙人をBeom-seokに見せる場面は、ナ・ホンジン監督が〈ホープ〉で特に重視したシーンだ.
ナ・ホンジンが描く韓国の偏執的な信念 『ホープ』論②

ナ・ホンジンが描く韓国の偏執的な信念 『ホープ』論②

▶〈ホープ〉に関するこの記事は 1部から続きます. ナ・ホンジンは、宇宙人の居場所を見誤るボムソクの視点を通じて、観客の知覚そのものを揺さぶる. ボムソクとチョングはともに警察官だが、臆病で有能とは言えない. 無能な警察官という共通設定は、災害時に不在となる政府を浮かび上がらせる寓意であると同時に、観客を巻き込む知的なゲームの出発点にもなっている. ナ・ホンジンは意図的に主人公を災害に遭ったかのように崩れ混乱する普通の人間に据え、主人公に感情移入した観客の反応を巧みに利用する. 主人公の不完全な視点を共有する観客は、監督がしかけた巨大な認知的罠の中で主人公とともに誤認を体験するのだ.
ついに公開『ホープ』、シネプレイ記者はどう見たか 星評価+短評

ついに公開『ホープ』、シネプレイ記者はどう見たか 星評価+短評

公開初日、『ホープ』の前売り観客数は60万人を突破した. この数字は、同作が映画界を越えて国内の関心を集めていることを示している. 映画〈ホープ〉は、〈チェイサー〉、〈黄海〉、〈コクソン〉などで緊張感と破格の要素を示してきたナ・ホンジン監督の新作だ. ファン・ジョンミン、チョ・インソン、チョン・ホヨン、マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデルら豪華な出演陣にも期待が集まった〈ホープ〉は7月15日、ついに劇場で公開を迎えた.
【インタビュー】10年の執念が生んだ巨大アトラクション、『ホープ』 ナ・ホンジン監督①

【インタビュー】10年の執念が生んだ巨大アトラクション、『ホープ』 ナ・ホンジン監督①

「すべての悲劇はパースペクティブ(Perspective、観点)から始まる」. ナ・ホンジン監督が 〈ホープ〉 のディレクターズノートに記した一節だ. 第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門招待作で、ナ・ホンジン監督の新作 〈ホープ〉 が7月15日に公開される. 話題作で、小さな町のごくささやかな行為が宇宙規模の悲劇へと拡大していく物語だ. そこには、ナ・ホンジンが一貫して問い続けてきた「人間」と「信仰」の問題が色濃く刻まれている. とはいえ、問いかけは変わらなくても、実際に 〈ホープ〉 は明らかにエンターテインメント性の高い映画だ.