
バランソンE&A(代表:チェ・ユニヒ、ムン・ヤングォン)と独占パートナーシップを結ぶインドネシアの代表的監督ジョコ・アノワル(Joko Anwar)の制作会社カム・アンド・シー・ピクチャーズ(Come And See Pictures)が制作し、バランソンE&Aが共同制作および海外セールスを担当する 〈ゴースト・イン・ザ・セル〉(Ghost in the Cell)が4月16日にインドネシアで公開され、累計観客100万人を突破して現地ボックスオフィス1位に躍り出るなど、爆発的なヒットの勢いを持続している。
ジョコ・アノワルが自らメガホンを取った 〈ゴースト・イン・ザ・セル〉は、悪名高い監獄を舞台に、正体不明の存在が収監者たちを脅かし始めることで、互いに敵対していたギャングと腐敗した看守たちが、生き残りのために手を組むまでの過程を描いた作品だ。インドネシア映画市場における主要なヒット指標とされる100万人の観客動員を、公開6日で超えた今回の成果は、バイラル・コンテンツやベストセラー原作が強い市場環境の中で、オリジナルIPとして実現した点で意義が大きい。
昨年2月にベルリン国際映画祭でワールドプレミアとして公開された本作は、バランソンE&Aを通じて現在までに100か国以上に販売され、グローバル市場でも高い注目を集めている。4月30日からシンガポールとマレーシアでの公開が始まり、5月7日にタイでの公開が控えている。その後は、カンボジア、台湾、ロシア、アメリカ、イギリス、オーストラリア、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア、ブラジルなど、世界の主要市場へ順次展開される予定だ。
ジョコ・アノワルは、インドネシアを越えてグローバル市場でも確固たる存在感を築いてきた監督であり、作品ごとに新しいジャンル的な挑戦を披露してきた。ヴェネツィア/トロント映画祭の招待作品 〈『心の複製』〉、サンダンス映画祭の招待作品 〈『インペティゴア』〉で国際的に注目を集めた後も、その流れは続いている。イスラム信仰を題材にした 〈『墓の刑罰』〉(Grave Torture)で2024年のローカル映画ボックスオフィス6位に入り、さらにインドネシア社会でもなお敏感なテーマである1998年5月の人種暴動を扱った、アマゾンMGM制作 〈『包囲された学校』〉(The Siege at Thorn High)で2025年のボックスオフィス10位を記録した。難しい題材を扱いながらも着実にヒットを重ね、ジャンルの拡張を示してきたとの評価だ。今回の 〈『ゴースト・イン・ザ・セル』〉は、こうした流れの中で、キャリア最高の興行を期待させる作品だ。
バランソンE&Aのチェ・ユニヒ代表は「ジョコ・アノワル監督は、すでにインドネシアを越えて世界が注目するジャンル監督で、その地位は揺るぎない。とはいえ、どれほど優れた作品であっても、インドネシアのコンテンツに対するグローバル市場のアクセスのしやすさには、いまだ制限があるのが現実です」とし、「そのギャップを一緒に埋めていけるパートナーになれたことをうれしく思っており、今回の海外販売の成果はその出発点だと考えています」と述べた。さらに「ジョコ監督は当初からコメディに強みを見せてきた監督ですが、今回の作品ではその能力をホラーと結びつけた手法が印象的でした。今後お届けする作品への期待も大きいです」と付け加えた。バランソンE&Aは、カム・アンド・シー・ピクチャーズとの2年間の独占パートナーシップ契約を基盤に、今後もジョコ監督との共同制作を継続していく予定だ。



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