
韓国映画界を率いる代表的な巨匠監督31人の涙ぐましいデビューまでの道のりを克明に描いたノンフィクションエッセー『私の最初のアクション』(全2巻)が9月25日に刊行される。
本書は、ポン・ジュノ、パク・チャヌクからチャン・ハンジュン、カン・ユンソン、ユン・ガウンまで、現在スクリーンとOTTを縦横無尽に駆け回る監督たちが、どうにかスタートラインに立つまでに経験した、不安に満ちた厳しい「就活生」時代を描いている。世界中から称賛を浴びる監督も、観客動員数1000万人を記録した監督も、かつては交通費がなく坂道を歩いて越え、シナリオを何度も突き返されて挫折を味わった。それでも、実現するかどうかも分からない「次のシーン」に向かって踏みとどまり、前へ進み続けた監督たちの率直な告白が、本書には余すところなく収められている。
今回の新刊は、2014年に刊行され大きな共感を呼んだ『デビューの瞬間』を、12年ぶりに分量を2倍にして改訂・増補し、1、2巻に分けて刊行したものだ。韓国映画監督組合(DGK)と映画専門ウェブマガジン「シネプレイ」が共同で企画し、編集長のチュ・ソンチョルをはじめとする記者らが監督たちに深く迫るインタビューを行った。
1巻では、47歳で遅咲きの新人監督としてデビューしたカン・ユンソンをはじめ、ポン・ジュノ、チェ・ドンフン、イ・ジュニク、ピョン・ヨンジュ、キム・ハンミンら16人の物語を紹介する。2巻では、成功した人々の悪口を言いながら耐え抜いた時代を明かすパク・チャヌク、イ・チャンドン監督の鋭い質問に頭が真っ白になったというユン・ガウン、デビュー作の失敗後、7年の空白期間を耐えたキム・ソンフン、会社員時代に広域バスで通勤しながら映画を夢見たイ・ギョンミら15人の物語が展開される。このほか、イ・ヘヨン、チャン・ハンジュン、ユン・ジェギュンら、今日の韓国映画の中枢を担う監督たちの生々しい舞台裏も紹介されている。
定められた関門も試験もないまま不確実性に耐えなければならなかった監督たちの物語は、何者かになる前の「何者でもない」時間を通り抜ける方法についての重い助言でもある。出版社のハンギョレ出版は、本書について「かなえたい夢を前に不安と幸福を同時に抱えて生きるすべての人の物語であり、それぞれの『最初のアクション』に打ち込むすべての若者たちに贈る、熱い慰めと現実的な応援になるだろう」と語った。



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