米国カントリー音楽の象徴、ドリー・パートンが残した巨額の遺産をめぐり、血縁者同士の泥沼の争いが表面化した。故人の甥で、20年間にわたり警護全般の責任者として身辺を守ってきたブライアン・シーバーが、遺産管理財団に対して凄惨な殺害予告を送り、前例のない訴訟合戦に発展した。
![80歳で死去した米カントリー音楽の女王ドリー・パートン[ロイター=聯合ニュース資料写真。再配布およびデータベース使用禁止]](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-08-26/e5052017-2b70-409a-a6bf-2fd973523aa6.jpg)
「ナイフと銃だけの殺し屋」を自称した甥、血縁者の知られざる素顔
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)など主要海外メディアは23日(現地時間)、パートンの財団法人「シーズ・アライブ」がシーバーを相手取り、テネシー州ナッシュビルの衡平法裁判所に接近禁止命令を申し立てたと一斉に報じた。シーバーは故人の妹キャシー・パートンの息子で、代々ドリー・パートンの最側近として身辺警護を一手に担ってきた中心人物だ。
![ドリー・パートン[AP=聯合ニュース。再配布およびデータベース使用禁止]](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-08-31/17d4e87c-3ce3-465b-a970-edd1979f8f45.jpg)
違法行為の暴露を予告、恐怖におびえる財団職員の大量離職
財団が提出した訴状によると、シーバーの奇行は故人が重篤な状態になった時期から本格化した。シーバーは長年のマネジャー、ダニー・ノーゼル氏に「私は芸能界の人間ではなく、殺し屋だ」「私にはナイフと銃しかなく、報復の化身だ」とする不気味なメッセージを送り、金銭を要求した。さらに、ブランド提携を損ない、違法行為をすべて暴露する「ポッドキャスト」を開設すると脅し、全面的な圧力をかけた。身の危険を感じた遺産担当の弁護士が辞任し、財団職員の退職が相次いだことを受け、財団は15日、シーバーを即時解任した。一方、シーバーは「このメッセージは、おばを苦しめた人々への嘆きにすぎない」とし、事業管理の実態を自ら調査する過程で生じた誤解だと強く反論している。
![ドリーウッド・テーマパーク内の展示場[AP=聯合ニュース。再配布およびデータベース使用禁止]](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-09-23/c1eb5b79-5010-425e-a65b-5cb13c0fae08.jpg)
子どものいない50年余りの結婚生活、「ドリーウッド」帝国の苦い裏側
ドリー・パートンは単なる歌手にとどまらず、故郷のテネシー州に大型テーマパーク「ドリーウッド」や高級ホテルを建設し、巨額の富を築いたエンターテインメント帝国のトップだ。夫のカール・ディーン氏とは50年を超える歳月を共にしたが、子どもはいなかった。普段から特にかわいがっていたきょうだいや甥、姪の間で起きた今回の事態は、巨額の富の分配を前に予見されていた悲劇だとの見方が支配的だ。

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