ポン・ジュノ「ボクは“ゾディアック”の永遠のファン」…LAでデヴィッド・フィンチャーと『特別対談』

アカデミー博物館の特別イベントで二人の巨匠が邂逅… アカデミー賞級の緻密さを支える演出秘話から名作の条件まで、深い対話を公開

映画監督ポン・ジュノ[EPA=聯合ニュース。転載およびDB禁止]
映画監督ポン・ジュノ[EPA=聯合ニュース。転載およびDB禁止]

太平洋を越えて出会った二人の巨匠:『ポン・ジュノ』と『デヴィッド・フィンチャー』の世紀の対談

アメリカ・ロサンゼルス(LA)の「アカデミー博物館」で、韓国とハリウッドを代表する二人の巨匠が歴史的な邂逅を果たした。11日(現地時間)に行われた対談で、「ポン・ジュノ」監督は「デヴィッド・フィンチャー」監督の2007年作「ゾディアック」に対し、圧倒的な称賛を惜しまなかった。

ポン監督は「ゾディアック」を「紙一枚でも1ミリ単位で鋭く切り出してしまいそうな完璧主義者が生み出した傑作」と表現し、深い敬意を示した。ハリウッドのプロジェクトに取り組むたびに「ゾディアック」を教本のように口にしているという事実は、この作品への愛着の深さを裏づける。

この日の白眉は、「デヴィッド・フィンチャー」ならではの強迫観念めいた演出への、ポン監督による“暴露”のエピソードだった。かつてフィンチャーのオフィスを訪れた際、色鉛筆までが虹色に整列している光景に圧倒された記憶、そして俳優「マーク・ラファロ」が20回以上の撮り直しのなかで小道具の位置だけをわずかに調整するよう求める、フィンチャーの徹底ぶりに舌を巻いた出来事は、現場に大きな反響を呼んだ。

デヴィッド・フィンチャー監督[EPA=聯合ニュース。転載およびDB禁止]
デヴィッド・フィンチャー監督[EPA=聯合ニュース。転載およびDB禁止]

時代を超えた『モダン・クラシック』、そして巨匠の演出哲学

1960〜70年代のアメリカのカリフォルニアを恐怖に陥れた連続殺人事件の、その裏側を掘り下げた「ゾディアック」について、「デヴィッド・フィンチャー」監督は揺るぎない演出の意図を明かした。彼は「事件の単なる終結ではなく、連続殺人がいわゆる普通の人々の暮らしをどう壊し、どんな絶望を残すのかを照らし出したかった」と強調した。

リマスター版の再編集を想定した“修正”の意向を問われると、彼は「映画はその時代の産物にすぎない。最善を尽くして記録した後は、決して振り返らない」という断固たる哲学を示した。これに対しポン監督は「ゾディアック」を「時間に勝った永遠の『モダン・クラシック』」と名づけ、名作誕生の秘訣を問うひねりの効いた質問で、巨匠同士の深い共鳴感をアピールした。

今回の対談は、「アカデミー博物館」が意欲的に企画した「ポン・ジュノ監督と過ごす週末」の幕を開ける重要イベントだった。対談の直後には、ポン監督に大きなインスピレーションを与えた「ゾディアック」が4Kリマスター版で上映され、その意味がさらに深まった。加えて「アカデミー博物館」は来年1月10日まで、ポン監督の独創的な創作世界を徹底的に探る特別展を開催する。

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