
〈失楽園〉は、9年前のキャンピングスクールバス失踪事件で息子を失った母親リュ・ソヨンのもとに、死んだと思っていた息子リュ・ソヌが奇跡のように生きて戻ってくるところから始まる心理スリラーだ。

映画〈失楽園〉が10月21日(水)の公開を決め、公式スチール14点を公開した。9年前に息子を失ったリュ・ソヨンは、AIプログラム「楽園の子どもたち」の中で10歳のまま時が止まった息子と会いながら、日々を耐え抜いてきた。そんなある日、死んだと思っていたソヌが9年ぶりに家へ戻り、ソヨンの日常は揺らぎ始める。

公開されたスチールには、花束を手に廃鉱を訪れたソヨンの姿から、詰めかけた取材陣を前にした帰還の瞬間、幼いころのまま残された部屋に座る成長したソヌの姿まで収められている。顔に傷痕を残し、胸の内をうかがわせない目をしたソヌは、ソヨンが記憶していた少年ではない。キム・ヒョンジュは、子どもを守れなかった自責の念と、見知らぬ息子を前にした恐怖を抑制の利いた表情で表現した。映画初主演を務めたペ・ヒョンソンは、冷気を帯びた顔つきでリュ・ソヌを作り上げた。

ヨン・サンホ監督は、「豚の王」や「サイビ」などのアニメーションを通じて人間と社会の暗部を執拗に掘り下げ、独自の作品世界を築き始めた。その後、「新感染 ファイナル・エクスプレス」で韓国型ゾンビジャンルの新たな地平を切り開き、「地獄」「寄生獣 -ザ・グレイ-」「ガス人間」でジャンルの幅を広げてきた。昨年、観客からの熱烈な支持と批評家からの高い評価を同時に得た「顔」で父と息子の物語を描いた同監督は、「失楽園」で母と息子を向き合わせる。巨大災害や超自然的存在ではなく、1人の心の最も深い場所を舞台にした作品だ。監督は「失楽園」について、「「顔」の延長線上にある作品で、「顔」よりもさらに暗く、冷たい物語だ」と語った。

なお、「失楽園」は国内公開に先立ち、第51回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に招待され、ワールドプレミアとして初披露される。公式上映4回分はチケット発売と同時にすべて完売し、作品公開前から現地の関心を集めた。ヨン・サンホ監督の新作「失楽園」は、10月21日に劇場で観客を迎える。



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