
伝説的なニューウェーブ・バンド、トーキング・ヘッズ(Talking Heads)のフロントマンデイヴィッド・バーン(David Byrne)が、天文学的な金額を提示された再結成の提案をきっぱりと拒否し、自身のアーティスティックな信念を改めて示した。
■ 8,000万ドルの誘惑より大切な“いまの音楽”
31日付の海外メディア報道によると、世界最大級のコンサート・プロモーター、ライブ・ネーション(Live Nation)は、最近のトーキング・ヘッズ再結成ツアーおよびフェス出演の条件として、8,000万ドル(日本円で約1,080億円)という破格の金額を提示したという。これは大衆音楽史において、最も高い水準の再結成提案の一つとして挙げられている。
しかし、デイヴィッド・バーンはためらうことなくこの提案を断った。彼はインタビューで「もう一度ツアーを回したり、新しいアルバムを作りたいという欲求は感じなかった」とし、「音楽的には、私はすでにまったく別の場所に来ている」と強調した。1980年代後半の解散後に生じたメンバー間の対立(クリス・フランツ、ティナ・ウェイマス、ジェリー・ハリスン)は、2023年の『ストップ・メイキング・センス(Stop Making Sense)』40周年記念イベントなどを経て、かなりの部分で解消されたものの、バーンは“過去の栄光を再現すること”は芸術的な後退だという立場を貫いている。
■ 新譜『Who Is the Sky?』に伴う革新的ワールドツアー
現在、デイヴィッド・バーンは、昨年9月にマタドール・レコーズからリリースしたソロ・アルバム『Who Is the Sky?』と、それを記念するワールドツアーに専念している。今回のツアーは、3月26日にテネシー州ノックスヴィルの『ビッグ・イアーズ・フェスティバル』で幕を開け、5月17日まで北米全域をカバーする大規模な旅を続ける。
今回の公演では、ブロードウェイ・ミュージカル『アメリカン・ユートピア』の成功を引き継ぐ視覚的な革新が際立つ。スティーヴン・ホゲット(Stephen Hoggett)の緻密な振付と、曲線的なLEDスクリーンを活用したステージングは、単なるコンサートを超えたアーティスティックな体験を提供する。特に、すべての演奏者がステージ上を自由に移動しながらパフォーマンスを繰り広げるスタイルは、観客に新鮮な衝撃を与えている。
■「郷愁は正解じゃない」…巨匠の断固たる宣言
デイヴィッド・バーンは、ソロ・キャリアを通じて、オスカー・ミュージック・アワード受賞(『最後の皇帝』)、グラミー賞ノミネートなど、目を見張るような実績を積み上げてきた。彼は「私はノスタルジアに浸って過去に住みたい人間ではない」とし、「昔の曲をもう一度聴くのは楽しいことかもしれないが、あの時とまったく同じにはできない」と語った。



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