![カニエ・ウェスト[UPI=聯合ニュース。転載・DB禁止]](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-06-23/9c14c014-36db-4078-8dae-688162da47aa.jpg)
転落するヒップホップの帝王、欧州を越えて米国でも「舞台排除」の危機
反ユダヤ主義やナチス賛美という越えてはならない一線を超えたラッパーのイェ(Ye・本名カニエ・ウェスト)は、前例のない孤立無援の境遇に追い込まれた。欧州の舞台で事実上排除されたのに続き、彼のホームである米国でも強い反発に直面した。
22日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)など主要海外メディアによると、米国の政界はイェのコンサート開催を阻止するため、あらゆる手段で圧力をかけている。ディエナ・オルティス・ジョンズ テキサス州サンアントニオ市長は自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で「『ヘイトスピーチ』を繰り返す人物に、市民の血税が投じられた公共施設を提供することはできない」と述べ、断固たる姿勢を示した。
今月末にフロリダ州タンパで開催される予定だった公演も、土壇場で中止に追い込まれた。共和党所属のリック・スコット 連邦上院議員(フロリダ)は、タンパのスポーツ当局に公開書簡を送って「一般大衆に致命的な修辞を浴びせる相手に、納税者の資産であるスタジアムを提供するのは重大な汚点だ」として、全面的な再検討を強く求めた。
今回の波紋は、新譜「ビリー(Bully)」の発売を記念する大規模ツアー・コンサートを前に爆発した。これに先立ち、去る4月に英国政府が彼の入国を原則として遮断したことを皮切りに、フランス、イタリア、ポーランドなど欧州の主要国で予定されていた公演が、次々と取りやめになってきた。
![カニエ・ウェストのオランダ公演[AFP=聯合ニュース。転載・DB禁止]](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-06-23/cbb3dc90-67bc-4657-baa1-84e1e2eac533.jpg)
自ら招いた転落の泥沼、謝罪でも冷めないグローバルな「ボイコット」
巨匠としてもてはやされていたイェの転落は、徹底的に彼自身が招いた悲劇だ。2022年のユダヤ人ヘイトスピーチ騒動で口火を切った彼は、ついには「私はヒトラーを愛している」「私はナチだ」と言って憤りを誘う放言を連発し、国際社会の怒りを買った。ナチズムを擁護する一連の奇行は、表現の自由を超えた重大な「歴史的な後退」として非難された。
相次ぐ批判の世論に直面したイェは、今年1月に有力メディアへ全面広告を出して謝罪の意向を表明し、自身の奇行が「双極性障害(躁うつ病)」に起因するものだと釈明して、態度を改めようと動き出した。
しかし世間の視線は、冷めるどころか容赦ない。かねてからヘイトスピーチと薄っぺらな謝罪を繰り返してきた彼の気まぐれな振る舞いのせいで、真摯さはすでに紙くず同然になって久しい。結局、イェの際限のない奇行は、世界の音楽界と大衆が連帯する巨大な「ボイコット」の火種となり、彼の舞台を消し去っている。

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