無名の俳優にすぎなかった青年は、どうすればハリウッドの伝説的ヒーロー「ロッキー・バルボア」へと生まれ変われたのか。映画そのものよりも映画的だったシルベスター・スタローンの“実録ロッキー”制作秘話を収めた伝記映画『アイ・プレイ・ロッキー(I Play Rocky)』の公式予告編がついに公開され、世界中の映画ファンの心臓を高鳴らせている。
■「単に書いただけじゃない、俺がロッキーにならなきゃいけなかった」無名俳優の偉大な賭け
配給会社アマゾンMGMスタジオが公開した『アイ・プレイ・ロッキー』の公式あらすじによると、本作は自分が書いた『ロッキー』の脚本を売りさばくことにとどまらず、本人が必ず「ロッキー・バルボア」でなければならないという揺るがない信念を抱いて戦ったシルベスター・スタローンの感動的な実話を描く。
当時、1円も持たない無名の俳優だったスタローンは、自分が執筆した『ロッキー』の脚本を買いたいというスタジオから巨額のオファーを受けたが、「自分を主演に起用しないなら脚本は絶対に渡さない」という条件を貫き、倍賭けの勝負に出た。製作陣や既成スターたちからの終わりなき拒絶、そして実現が極めて難しいほどの逆境の中でも、ついに主演の座をつかみ取った彼の涙ぐましい歩みは、映画の中でのアンダードッグ(弱者)ロッキーの闘いと完全に重なり合い、ハリウッド史上最も劇的な成功神話として記録されている。
■「アル・パチーノ」を演じたアンソニー・イッポリト、今度は「スタローン」を完全に憑依
シルベスター・スタローンの若き日を演じる主人公には、Netflixドラマ『グランド・アーミー』で名を知らしめた新鋭アンソニー・イッポリト(Anthony Ippolito)が抜てきされた。
イッポリトは、先行して映画『ゴッドファーザー』の制作過程を扱ったパラマウント・プラス(+)オリジナルシリーズ『ジ・オファー(The Offer)』で、伝説の俳優アル・パチーノ役を完璧にこなすことで、1970年代のクラシック・スター再現に優れた才能があることを証明してみせた。今回公開された予告編でも、スタローン特有の半ば閉じたような眼差しと重みのある口調、そして唯一無二のシルエットをそのまま再現し、観客の感嘆を誘っている。
さらに監督には、実話を基にした感動ドラマ『グリーンブック』でアカデミー作品賞を獲得したピーター・ファレリー(Peter Farrelly)がメガホンを取る。近年は軽やかなコメディー・ジャンルを主に手がけてきたファレリー監督だが、本作では重厚で誠実なヒューマン・ドラマ演出家としての力量をもう一度改めて発揮する予定だ。

■マット・ディロンからステファン・ジェームズまで…映画の事実味を高める逸品級の助演陣が参加
本作は、スタローンの苛烈な格闘をリアルに描くため、ハリウッドの新旧の名演技派俳優たちを最適な形で配置し、物語の完成度をさらに押し上げた。
なかでも注目を集めるのは、スタローンにとって最も頼もしい存在でありながら、同時に複雑で微妙な思いを抱かせた周辺人物たちのキャスティングだ。映画『メリーに何かがある』のベテラン俳優マット・ディロン(Matt Dillon)が、スタローンの頑固な父フランク・スタローン・シニア役を担い、重みのある存在感を打ち出す。さらにドラマ『キャリー・ダイアリー』のアナソフィア・ロブ(AnnaSophia Robb)が、無名時代に彼のそばを守り尽くしていた最初の妻サーシャ・チャック役として分け入るように、温かな情緒的な支えの柱を担う。
また、劇中で『ロッキー』の映画制作をめぐる実在の人物たちとのシンクロ率も見どころとなる。『セルマ』などで骨太い演技を見せてきたステファン・ジェームズ(Stephan James)が、ロッキーの永遠の宿敵「アポロ・クリード」を演じる俳優カール・ウェザース役に変身し、スクリーンの背後にある興味深い緊張感を注ぎ込む。加えて、演出家でありプロデューサーとしても活躍するジェイ・デュプラス(Jay Duplass)が、実際のオリジナル『ロッキー』でメガホンを取ってアカデミー監督賞を獲得したジョン・G・アヴィルドセン監督役を担って熱演するほか、個性派俳優P.J.バーン(P.J. Byrne)とトビー・ケベル(Toby Kebbell)がそれぞれ、歴史的な作品を世に送り出した伝説のプロデューサー、アーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフ役で合流。よくできたバックステージ・ドラマの誕生を予告している。



댓글 (0)
댓글 작성
댓글을 작성하려면 로그인이 필요합니다.
로그인하기