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『トッケビ』・『応答せよ1988』10周年…バラエティで帰還した人生ドラマ

コン・ユ(共有)・キム・ゴウンからパク・ボゴムまで、厚いファン層を軸にしたスピンオフ・バラエティ。10年たっても通用する世代横断の力

『トッケビ 10周年の旅』に登場する俳優キム・ゴウン(左)、コン・ユ [tvN提供。再販およびDB禁止]
『トッケビ 10周年の旅』に登場する俳優キム・ゴウン(左)、コン・ユ [tvN提供。再販およびDB禁止]

「お父さん!」俳優キム・ソンギュンに向けてアン・ジェホンが叫んだその声に、あの頃のなつかしいあいさつ――「これは本当にうれしいな、うれしいですよ!」――が反響する。画面を切り替えると、コン・ユとキム・ゴウンが『赤いマフラー』を身にまといながら、リビングの視聴者を涙の海に沈めた名場面を再現し、「次は恋憎劇で会おう」と、こっけいな冗談を飛ばす。

これは、放送10周年を記念して企画されたtvNのバラエティ『応答せよ 1988 10周年』『トッケビ 10周年の旅』がもたらした、魔法のような一瞬だ。最近の放送界では、過去の栄光をバラエティという新しい語り口でアレンジする『スピンオフ』の熱気が、勢いを増している。

『応答せよ 1988 10周年』ポスター [tvN提供。再販およびDB禁止]
『応答せよ 1988 10周年』ポスター [tvN提供。再販およびDB禁止]

OTT時代が生んだ永遠の生命力、世代を貫く

2015年の大韓民国を“ソウル(双門洞)”熱に引き込んだ『応答せよ1988』は、昨年12月、1泊2日の特別な集まり(MT)として復活した。ヘリ、パク・ボゴム、コ・ギョンピョなど主役たちが再び集まり、オリジナル・サウンドトラック(OST)を歌って、ファンの感情をまっすぐに捉えた。

『トッケビ』もまた、主役キム・ゴウンの主導の下でコン・ユ、イ・ドンウク、ユ・インナが江陵へ向かい、10年の歳月を祝った。このように10年たっても作品の爆発力が有効なのは『オンライン動画サービス(OTT)』があるからだ。いつでも“まとめ見”ができる環境の中で、視聴者の『人生ドラマ』は、決して過去のものにとどまらず、いま進行形の呼吸で続いていく。

そこに加えて、10年という物理的な時間が形づくった俳優たちの物語もまた、おまけだ。初々しい子役が堂々とした主役へ成長し、脇役が大勢を占める流れになった軌跡を見守ることは、ファンにとってこの上ないカタルシスをもたらす。tvN側は「単なるヒットを超えて、世代をまたぐ『知的財産権(IP)』の力」とし、「揺るぎないドラマ構造と俳優たちの固い絆が、この奇跡のような再会を完成させた」と分析した。

『グルミ〜輝きの月明かり』ポスター [KBS提供。再販およびDB禁止]
『グルミ〜輝きの月明かり』ポスター [KBS提供。再販およびDB禁止]

興行保証の裏側、安易な『懐かしさ売り』に警戒

放送局の立場から見れば、検証済みのメガヒット作を活用した『スピンオフ・バラエティ』は、断りにくい魅力的なカードだ。莫大な資本が投じられる新フォーマットの開発やキャスティング争奪戦を避けつつ、堅いファン層を“担保”にして、確かな話題性を確保できるからだ。

こうしたトレンドに乗り、KBS 2TVも『グルミ〜輝きの月明かり』の10周年特集バラエティの制作を“いじくり回している”。パク・ボゴム、キム・ユジョンなど主要出演陣が前向きな検討段階に入っており、期待感を高めている最中だ。

ただし、専門家の視線が一様に甘いわけではない。ハ・ジェグン大衆文化評論家は「プラットフォーム間の生存競争が激しい現時点では、ヒット作の“後光効果”は甘い誘惑」としつつも、「革新的な新しいバラエティの発掘を見ないまま、過去の栄光にだけ頼る『使い回し(うけまわし)』型の企画は、結局コンテンツ競争力の衰退を招く」と鋭く指摘した。

『トッケビ 10周年の旅』コン・ユ、ユ・インナ、キム・ゴウン、イ・ドンウク(左から) [tvN提供。再販およびDB禁止]
『トッケビ 10周年の旅』コン・ユ、ユ・インナ、キム・ゴウン、イ・ドンウク(左から) [tvN提供。再販およびDB禁止]

過去と現在の完璧なすり合わせ、新たなバラエティのパラダイム

懐かしさを呼び起こすことは、いつでも人々の心をときめかせる。だが『スピンオフ』が、単なる同窓会を超えて独立したコンテンツとして自走するためには、過去の郷愁だけに頼らない制作陣の厳しい悩みが伴う必要がある。10年の歳月を飛び越えて再び私たちのそばに来た『人生作』が、一過性のイベントとして消費されず、さらにもう一つの10年を見据えた進化した『コンテンツIP』として定着することを期待したい。

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映画人

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