![第5回 唯一無二の地球映像祭 開幕作『木の歌』[釜山市提供。再販およびDB登録禁止]](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-08-12/c4f33214-294f-4ac3-9464-3f569cebeedc.jpg)
サッカー場3千個規模の森を築いた88歳科学者の執念が、スクリーンに届く
100万本の命を抱えた森の叙事詩が、釜山の秋の夜を切り開く。第5回「唯一無二の地球映像祭」は、チン・ジェウン監督の長編ドキュメンタリー「木の歌」を今年の開幕作として即座に選定した。この作品は、中米ニカラグアのジャングルでサッカー場3千個分の面積に相当する土地を買い入れ、半世紀にわたって森を復元してきた88歳の老学者の崇高な足跡を、執拗に追う。
映画の中心を貫く主人公は、朝鮮王室の血統を受け継いだ世界的な科学者だ。彼は、病んだ地球に「酸素」を贈るのだという一念だけを糧に、一生を植林に捧げた。個人の安寧を越えて、人類の生存に向けた「気候危機の克服」の強いメッセージを、スクリーンの向こうへ投げ込む。
異例の場面として挙げられるのは、メガホンを取ったチン・ジェウン監督が、現在当該映像祭の執行委員長職を兼任している点だ。利害相反の懸念が持ち上がりかねないことについて、映像祭の事務局は断固たる線引きを行った。『チン委員長を徹底的に排除した独立した「外部の諮問機関」を特別に編成し、厳格な審査を行った』とし、開幕作の選定プロセスの透明性と公正性を強く裏付けた。
地球の明日を問いかける「木の歌」は、来月3日午後、釜山「映画の殿堂」の屋外劇場で開かれる開幕式で初披露となる。一方、今年で5回目を迎える今回の映像祭は、世界148カ国から実に2,764本の作品が殺到し、グローバルな環境映画祭としての存在感を固めた。厳しい予選をくぐり抜けて最終の競争部門に入った作品はわずか10カ国17本にとどまり、これまで以上に鋭い問題意識を盛り込んだ力作ぞろいの競演が予告される。

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