
10月28日公開の映画〈メリル・ストリープ・プロジェクト〉は、ハリウッド俳優メリル・ストリープに会うために始めたプロジェクトが、一本のドキュメンタリーとして完成するまでの物語だ。ひとりの俳優へのファン心から出発し、粘り強い出演依頼と現実の壁を経て、創作者の生存と女性たちの声を描く映画へと広がっていく過程を描く。

公開された〈メリル・ストリープ・プロジェクト〉のスチールは、ハリウッド俳優メリル・ストリープに寄せるパク・ヒョソン監督の並々ならぬ情熱と大胆な挑戦を捉え、見る者の目を引く。オンラインでメリル・ストリープへの愛を記録する姿から、自らグッズを作って人々に配るひとときまで、好きな気持ちを自分なりの方法で表現してきたパク・ヒョソン監督ならではの特別なスタイルがうかがえる。さらに、自身の挑戦を応援してくれた人々にビデオレターを送る場面は、ひとりに向けたファン心が、ほかの人々とのつながりへと広がっていく過程を見せ、心を温かくする。

パク・ヒョソン監督は、ハリウッド俳優メリル・ストリープに届けるために自ら書いた手紙を公開した。今回公開された手紙には、メリル・ストリープの作品を通じて自身の映画的な視点を育んできたパク・ヒョソン監督の率直な告白とともに、女性俳優を取り巻く社会的な固定観念への問題意識がつづられている。ひとりの俳優へのファン心から始まったプロジェクトが、女性の生き方や年齢、外見に関する社会の偏見を見つめ直す旅へと広がった過程を垣間見ることができる。


まず1通目の手紙は、メリル・ストリープを映画の最後のインタビュー相手として招きたいという依頼から始まる。パク・ヒョソン監督は、メリル・ストリープが女性に課された限られた期待を絶えず乗り越える演技を見せてきた点に注目する。年齢や外見、社会的な偏見のなかでも自分なりの方法で俳優の可能性を広げてきたメリル・ストリープの物語は、監督個人にとどまらず、女性の創作者や社会的マイノリティにとっても意味のある声になり得ると伝える。これは、憧れの俳優に会いたいという願いにとどまらず、女性の創作者が直面する現実を見つめ、彼女たちの物語に耳を傾けようとする試みでもある。1通目の手紙は、「メリル・ストリープ・プロジェクト」が始まった背景と、監督がこの旅を通じて伝えようとするメッセージを示している。


2通目の手紙には、パク・ヒョソン監督が自ら制作したミニブック「ポケット・メリル(Pocket Meryl)」について記されている。監督はメリル・ストリープのフィルモグラフィーを通じて、外見や演技力、年齢をめぐる社会的な固定観念を見つめ直そうとした。魅力は必ずしも身体的な外見から生まれるものではなく、俳優の演技や役柄の個性によっても形づくられる点に注目したのだ。また、作品ごとに役柄に合わせて外見やイメージを変化させるメリル・ストリープの演技を通じ、女性俳優には年齢に応じて特定の役が期待されるという社会の視線にも問いを投げかける。「ポケット・メリル」は、ひとりの俳優の作品世界をたどる記録であると同時に、女性俳優を見るときの慣れ親しんだ基準を改めて考えるきっかけとして機能する。

メリル・ストリープに届けるために書かれた2通の手紙は、ひとりの俳優への愛情と敬意にとどまらず、その思いがどのように世界を見つめる視点へとつながったのかを示す記録だ。パク・ヒョソン監督は、俳優メリル・ストリープを通して、女性の生き方や年齢、外見をめぐる偏見を見つめ直し、自分だけの言葉で世界とつながる道を探していく。ひとりへの憧れから始まり、10年をかけて完成した成長の記録であり、世界に問いを投げかける特別なラブレター〈メリル・ストリープ・プロジェクト〉は、来る10月28日、全国の劇場で公開される。



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