『OK!マダム2』試写会評 シネプレイ記者の採点

〈OK!マダム2〉 シネプレイ記者の短評・採点
〈OK!マダム2〉 シネプレイ記者の短評・採点

[試写会・初期反応]

2020年のコロナ・パンデミックという前例のない悪条件の中でも爽快な笑いとスリリングなアクションで観客を惹きつけた〈OK!マダム〉の続編、〈OK!マダム2〉が8月12日に公開される。『OK!マダム2』は、超豪華クルーズに出た元伝説のエージェント、ミヨンとその家族が、蒼い海のただ中で起きたクルーズ船の誘拐事件に巻き込まれるコメディーアクションだ。シネプレイのキム・ジヨン記者が試写会でひと足早く鑑賞し、短評を寄せた。

キム・ジヨン / ★★☆ / 祝日に久しぶりに会った伯父が放った冗談のように

アクションはより華やかになったが、コメディは過去に留まっている。クルーズという密室を舞台にしながらも、マジックショー会場や海辺、洞窟でのアクションなど空間の多様性を試みている。飛行機内の場面が大半を占めた前作に比べ、見せ場はさらに華やかになり、激しさも増している。ただし、本格的なアクションは映画の中盤以降に現れるため、前半のコメディが笑いのツボに合うかどうかで、作品の受け止め方は大きく変わるだろう。第1作を見ていなくても問題なく楽しめる続編だ。

映画人

ナ・ホンジンが描く韓国の偏執的な信念 『ホープ』論②
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2026/7/27

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▶〈ホープ〉に関するこの記事は 1部から続きます. ナ・ホンジンは、宇宙人の居場所を見誤るボムソクの視点を通じて、観客の知覚そのものを揺さぶる. ボムソクとチョングはともに警察官だが、臆病で有能とは言えない. 無能な警察官という共通設定は、災害時に不在となる政府を浮かび上がらせる寓意であると同時に、観客を巻き込む知的なゲームの出発点にもなっている. ナ・ホンジンは意図的に主人公を災害に遭ったかのように崩れ混乱する普通の人間に据え、主人公に感情移入した観客の反応を巧みに利用する. 主人公の不完全な視点を共有する観客は、監督がしかけた巨大な認知的罠の中で主人公とともに誤認を体験するのだ. これは〈哭声〉では台詞と編集、とりわけイルグァンが肉をはね散らすグッの場面の編集で明示され、〈ホープ〉では映像と音響を用いることで示される.

『ホープ』 ナ・ホンジンが描く韓国の偏執的信念①
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2026/7/27

『ホープ』 ナ・ホンジンが描く韓国の偏執的信念①

〈ホープ〉は予告編の段階から異星人を登場させ、人間と異星人の正面対決を期待させる作品だった. しかしナ・ホンジン監督は異星人をランニングタイムの50分を過ぎてようやく登場させる. それは前半50分で異星人の背景説明を積み上げるためでもない. 異質なものが混在する曖昧な空間であるホポ港に関する説明も、登場人物の来歴の説明も行わない. 説明を極力そぎ落としたうえで、些細な噂が制御不能な事態へ膨らんでいく過程そのものを見せる. 観客は主人公ボムソク(ファン・ジョンミン)の視点でその過程を追う. しかしボムソクは事件をはっきり認識できず、たびたび異星人の居場所さえ誤認する. なぜナ・ホンジンはボムソクの限定された視点で異星人を追うこの過程を、他の物語的理解より優先させたのか. さらに、なぜボムソクは繰り返し異星人の位置を誤るのか.

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