【試写会ファーストリアクション】『ドッグ・スター:最後の希望』シネプレイ記者採点

〈ドッグ・スター:最後の希望〉 シネプレイ記者採点
〈ドッグ・スター:最後の希望〉 シネプレイ記者採点

【試写会ファーストリアクション】
リドリー・スコット監督の新作〈ドッグ・スター:最後の希望〉はきょう公開される。〈ドッグ・スター:最後の希望〉は、人類を襲った大災厄で廃虚と化した世界を舞台に、謎の無線を頼りに新たな希望を求めて飛び立つパイロット、ヒックの極限サバイバルを描くドラマだ。シネプレイのソン・チャンオル記者がプレス・配給試写で作品を鑑賞し、短評を寄せた。

ソン・チャンオル/★★★/ポストアポカリプスとロードムービーの組み合わせが、ここまで優等生的とは

味付けは非常に安定している。ヒック(ジェイコブ・エローディ)が飛行するたびに見せる大自然の風景と、限られた尺でアドレナリンを引き上げるアクションは感動的な水準にある。問題は、本作がポストアポカリプスという枠組みを持ちながら、あまりにも間延びしている点だ。導入部はほとんどスローシネマなのに、クライマックスは拍子抜けするほど短い。ヒックの心情を描くための感情描写の積み上げが長く、それでも彼の変化が強く伝わってこない。個々の場面から監督の野心はうかがえるが、全体の物語や構成はジャンルの典型を踏襲している。映像美や音楽、俳優の演技といった印象的な要素が一つの作品として結びつかず、惜しい。

関連キーワード

映画人

リドリー・スコットが挑む終末世界×ロードムービー 『ドッグ・スター:最後の希望』試写評
ニュース
2026/8/26

リドリー・スコットが挑む終末世界×ロードムービー 『ドッグ・スター:最後の希望』試写評

リドリー・スコット監督の新作『ドッグ・スター:最後の希望』(以下『ドッグ・スター』)は8月26日に公開される. 8月25日の報道向け試写で本作を見た. ウイルスで文明が崩壊した2035年を舞台に、一人の男の旅を描くポスト・アポカリプス映画だ. ピーター・ヘラーの小説 「ドッグ・スター」を原作に、満88歳にしてなお現場を率いるリドリー・スコットがカメラを向けた. ヒック(ジェイコブ・エローディ)は隣人のバングリー(ジョシュ・ブローリン)、飼い犬ジャスパーとともにウイルスで文明が崩壊した世界を生きている. 小型機を操り物資を調達し、侵入者を偵察しながら日常を送るヒックはある日、「グランド・ジャンクション」から届いた不可解な無線を受け取る. 誰が送ったのか、本当に人が送っているのかと疑念は尽きないが、ヒックはその無線に導かれて旅に出る.

【キム・ジヨンの宝箱】生々しい恐怖から重厚なぬくもりまで 『慶州紀行』『サルモクジ』『ビッグスリープ』キム・ヨンソン
ニュース
2026/8/26

【キム・ジヨンの宝箱】生々しい恐怖から重厚なぬくもりまで 『慶州紀行』『サルモクジ』『ビッグスリープ』キム・ヨンソン

2025年上半期のホラー映画でひときわ強い印象を残した〈サルモクジ〉. その冒頭近くで、真っ先に冷たい遺体で発見される人物を覚えているだろうか. ベテランのロードビュー撮影会社代表ソン・ギョンテ(キム・ヨンソン)は、突如やらねばならない仕事が降ってきて不満だらけだ. ロードビューの不具合を直すために休日にも緊急招集され貯水池へ向かった彼は、できるだけ「大ざっぱ」に仕事を済ませて釣りをしようと考えている. 貯水池で幽霊が出たとか、奇妙な姿が見えたといった噂は信じない. しかし、幽霊を信じない者が真っ先に悲劇に遭うのがホラー映画の定石ではないか. 口先ばかりで偉そうにしていた彼は、正体不明の存在に引き寄せられて水に落ちると、薄っぺらな虚勢は跡形もなく消え、目前に迫った恐怖に圧倒され震え上がる. ギョンテは〈サルモクジ〉を観る観客を恐怖へと導く案内役のような存在だ.

댓글 (0)

아직 댓글이 없습니다. 첫 댓글을 작성해보세요!

댓글 작성

×