あなたの次のお気に入りの作品を見つけてください。

「自分には絶対に作れない映画」、『Possible Love』をめぐるジョニー・トー審査員の告白

授賞者のジョニー・トー監督は、「現在、アジア最高の監督はイ・チャンドンだ」と口癖のように語ってきた人物でもある。

ジョニー・トー(左)、イ・チャンドン
ジョニー・トー(左)、イ・チャンドン

今年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞したイ・チャンドン監督にトロフィーを手渡したのは、香港のジョニー・トー監督だ。トー監督は今年、コンペティション部門の審査員を務めた。授賞者のトー監督は、「現在、アジア最高の監督はイ・チャンドンだ」と常々語ってきた人物でもある。今回も審査員として審査を終えた感想を述べる中で、〈Possible Love〉について「自分にはこのような映画は絶対に作れない」と語った。これもまた、以前からイ・チャンドン監督の作品について繰り返してきた言葉だった。

〈Possible Love〉
〈Possible Love〉

両監督は昨年の釜山国際映画祭で、「イ・チャンドン×ジョニー・トー:感情の巨匠、アクションの巨匠、互いを語る」と題した対談を行う予定だった。しかし、台風の影響で香港の赤鱲角空港が閉鎖され、日程は中止となった。ジョニー・トー監督は、〈オアシス〉(2002年)を見て以来、イ・チャンドン監督の作品に心酔してきたとされる。今回、審査員としての感想を語った記者会見で、〈Possible Love〉について「イ・チャンドン監督の作品の中で最も成熟した作品」と評したことから、いっそう関心を集めている。〈Possible Love〉は9月23日に劇場公開された後、11月6日にネットフリックスで配信される。

×

映画人

【インタビュー】トランスジェンダー女性、1%の可能性に変化を夢見る人々――『エディとアリス:テイク』キム・イルラン監督 ②
ニュース
2026/10/29

【インタビュー】トランスジェンダー女性、1%の可能性に変化を夢見る人々――『エディとアリス:テイク』キム・イルラン監督 ②

※ 〈エディとアリス:テイク〉 キム・イルラン監督インタビューの続きです. 前編はこちら. ​ タイトルにある「エディとアリス」という二人に近づき、それぞれの選択を比較する効果も生まれているように感じます. 映画の多くの場面で、意図的に二人をデカルコマニーのように捉えているのが見て取れました. ​ エディとアリスの物語は途中で入れ替わりますよね. 私はそれを蝶番のように考えました. ぴったり折りたたむと、ほとんど同じです. たとえば、アリスが夜に梨泰院を通って家へ帰る場面があるとすれば、エディが昼に梨泰院を横切って歩く、ほとんど同じ構図の場面が出てきます. 二人をフレームの中、カメラの前にどう配置するかによって、私たちが入り込める空間が生まれると思いました. アリスがエディに照明を当てていますよね. 最初、観客はアリスが作っている映画がエディの物語だとは知らず、あとになって気づきます.

【インタビュー】トランスジェンダー女性、1%の可能性を胸に変化を夢見る人々――『エディ・アリス:テイク』キム・イルラン監督①
ニュース
2026/10/29

【インタビュー】トランスジェンダー女性、1%の可能性を胸に変化を夢見る人々――『エディ・アリス:テイク』キム・イルラン監督①

女性専用浴場. おそらく多くの女性にとって、なじみ深くありふれた空間だ. カメラが据えられ、照明が明るくなると、撮影が始まる. 浴槽に入った女性の顔を、汗なのか涙なのか分からない水が伝う. 私たちが目にするのは、そのなじみ深さの中に入り込んだ「見慣れない感情」だ. まるで一本の映画のようなこの浴場のシーンは、ドキュメンタリー〈エディ・アリス:テイク〉のワンテイクである. 照明監督でトランスジェンダー女性のアリスが、同じくトランスジェンダー女性のエディを撮影するためのセッティングを行う. 撮影現場には、ドキュメンタリーの演出家の姿も見える. 龍山開発をめぐる惨事の真相究明を描いた〈二つの扉〉(2012年)と、惨事の後に生き残った人々のトラウマに光を当てた〈共同正犯〉(2018年)を手がけたキム・イルラン監督だ.

댓글 (0)

아직 댓글이 없습니다. 첫 댓글을 작성해보세요!

댓글 작성