
MTVリアリティショー『ザ・ヒルズ(The Hills)』で時代を彩ったスタースペンサー・プラット(Spencer Pratt, 42)がロサンゼルス(LA)市長職に挑戦状を叩きつけた。昨年発生した大規模山火事で家を失った被害者として、現政府の無能さを裁くというのが出馬の理由だ。
8日(現地時間)の現地メディアによると、プラットは山火事発生1周年の7日、パリセイズで行われた「彼らは私たちを燃やさせた(They Let Us Burn)」集会に出席し、LA市長選出馬を正式に宣言した。
◆ "これは予防可能な悲劇だった"
プラットは1年前の2025年1月7日、パリセイズを襲った山火事で妻ハイディ・モンタグと共に住んでいた家とすべての財産を失った。彼は演説で「私の人生最悪の日、壁の中にあった数十年の思い出が消えた」と回想し、「最も胸が痛むのは、これがすべて予防可能だったという事実だ」と声を高めた。
プラットはカリフォルニア州がトパンガ州立公園の灌木管理を50年間放置して「火薬庫」を作り、火災当時の水道局(DWP)の給水システムが失敗して被害を拡大させたと主張した。彼は「LAのシステムは単に困難を抱えているのではなく、根本的に壊れている(Broken)」と述べ、「NGOと労働組合が支配するこの都市を私たちの光で消毒する」と宣言した。

◆ 現職市長側 "注目を集めるためのショーに過ぎない"
再選に挑戦するキャレン・バス(Karen Bass)現市長側はプラットの出馬を「ノイズマーケティング」と規定し、即座に反撃した。バスキャンプの広報担当ダグラス・ハーマンは「過去に視聴率のために偽の離婚まで演出した『リアリティTVの悪党』が本の出版を控えて市長選を利用している」と述べ、「彼はソーシャルメディアのフォロワーを増やすために災害に関する誤情報を広める人物だ」と厳しく非難した。
◆ 6月予備選挙、混戦予告
現在LA倫理委員会に登録されている市長候補はプラットを含めて合計21名である。前LA教育長オースティン・ビュートナー、コミュニティオーガナイザーレイ・ホワンなどがバス市長の対抗馬として名乗りを上げている。スペンサー・プラットは妻ハイディ・モンタグと共に住民を集め、市と水道局を相手に集団訴訟を進めており、これを選挙運動の核心的な原動力とする見込みだ。
有権者の審判は来る2026年6月2日の予備選挙で下される。過半数得票者がいない場合、上位2名が11月の本選挙で最終勝負を決することになる。



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