南米の心臓、チリのサンティアゴが巨大な紫の大津波のように揺れている。単なるファンダムの落胆を超え、国家の文化行政の実態を問う〈strong〉「アミ」〈/strong〉の激しい抗議が大統領官邸へ向けて注がれている。
![デモするチリのBTSファン (サンティアゴ[チリ]=EPA聯合ニュース)5日(現地時間)チリの首都サンティアゴで数百人のBTSファンが集まり、チリ政府がスタジアムの技術的問題を理由に国立競技場の使用を禁じたことに抗議した。BTSは来月10月にサンティアゴの国立競技場で3回の公演を行う予定だったが、政府の判断により会場を変更しなければならない状況だ。デモに参加したあるファンは、「私たちは一つの声、私たちはアミです」と書かれたバナーを掲げて抗議している](https://cdn.www.cineplay.co.kr/w900/q75/article-images/2026-07-05/09effc4a-c742-4231-9ccb-0349580751aa.jpg)
芝生の保護か行政の大失態か…迷子になった20万人の紫の波
来月10月にサンティアゴの国立競技場で開催予定だった〈strong〉「防弾少年団」〈/strong〉の3回連続コンサートが、チリ政府の不許可という“撤回”に見舞われた。チリ〈strong〉「国立スポーツ研究所」〈/strong〉(IND)は、360度の超巨大ステージが放つ約600トンの荷重が競技場の芝生を深刻に傷つけ、今後のナショナル代表のサッカーの試合日程に致命的な打撃を与え得るという技術的限界を理由に挙げた。
しかし、ファンの気持ちは冷めていった。数百人の現地ファンは〈strong〉「防弾少年団を国立競技場へ」〈/strong〉というスローガンを掲げ、チリの権力中枢であるモネダ宮殿の近くまで平和的な行進を敢行した。デモ会場のあるファンは、「音楽や芸術は決してスタジアムを壊さない」と述べ、「世界トップクラスのアーティストとのつながりを、一方的に断ち切ったのはチリの文化界に対する〈strong〉『無礼な仕打ち』〈/strong〉だ」と、痛烈に言い放った。
騒動の火種は代替案の不在だ。現地の企画会社が、競技場の最終承認の前にチケットを先行販売するというお粗末な展開を招いた一方で、3日間で約20万人規模の群衆を受け入れる代替会場は事実上ほとんどない。ビニャ・デル・マルやコンセプシオンなど周辺都市が取り沙汰されるが、圧倒的な収容人数の差と〈strong〉「特別ステージ」〈/strong〉の設置ができないという現実的な壁の前に、役に立たないまま転落した。
単なる公演中止の事態は、いまやチリの政界を揺るがす政治的な火薬庫へと広がった。なかには、チリ政府が山積する〈strong〉「国内の政治的イシュー」〈/strong〉を覆い隠すため、世界的な波及力を持つカードを故意に犠牲にしたのではないかという疑惑さえ挙がっている。野党側もまた、政府の短期的で視野が狭い文化行事の調整能力を厳しく批判し、決定過程での透明な情報公開を強く求めており、今回の騒動が残す余波は簡単には収まらない見通しだ。

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