▶ 〈真の教育〉 ピョ・ジフンのインタビューは前編から続く。

ボン・グンデとイム・ハンリムのラブラインもありますよね。当初はそうした気配がなかった二人の感情が、後半に進むにつれて少しずつ濃くなっていきます。その心の動きをどう解釈し、どう表現しようとしましたか。
ラブラインだからといって、互いの好意をそのまま表現しようとはしませんでした。あえて二人がその感情にまったく気づいていない状態から、後になって気づくという設定にし、互いの気持ちは、はっきり形になる前の、かすかな揺れとして捉えようと何度も話し合いました。そしてそれをあからさまに演技で見せようともしていません。
このラブライン自体は途中の息抜きや面白さのためだけにある恋愛線ではないと考えています。教権保護局の4人組のうち、性格が極端に対照的な二人が、活動を通じて互いを理解し、歩み寄っていく過程を別の形で見せるための要素の一つだと思います。
ラブラインを共にしたチン・ギジュさんとは、現場でどんなやり取りがありましたか。
チン・ギジュさん(現場では親しみを込めて「お姉さん」と呼んでいる)の魅力は、もっと多くの人に知ってほしいですね。演技に対して非常に真摯で、上手だと思います。現場に明るいエネルギーをもたらし、皆がより一生懸命になれる雰囲気を作る、とても愛らしい女優だと感じました。彼女が一生懸命取り組む姿を見て尊敬し、精神的に頼りにしていました。

最後にはお二人のキスシーンもありますね。その場面の舞台裏があれば教えてください。
私としてはあれはキスシーンというより、グンデにとってある種の措置の一つだったと考えています。どうしていいか分からず、ハンリムを落ち着かせるためにやむを得ず取った手段だったと思います。撮影時間がほとんどなかったので、ワンテイクで撮りました。

普段からサッカーもうまく、運動神経が良いとお聞きします。キム・ムヨルさんやチン・ギジュさんがアクションシーンを撮るのを見て、アクション演技にも興味が湧かなかったですか?
もちろんです。俳優であれば、また男であればアクション映画やアクションシーンはぜひやってみたいです。また現場でムヨル先輩がアクションをする姿を見て、男としてとても格好良く、セクシーだと感じました。自分もいつか磨いてそうした姿を見せられる俳優になりたいと思いました。
アクション以外で、感情的にもっと深いものを見せる演技や別の側面を見せたい役柄はありますか?
家族の物語を軸にした、ヒューマニズムに満ちた役にも挑戦してみたいです。例えば 〈『神と共に』〉 でキム・ドンウク先輩が演じたような役です。あるいは男たちの友情を濃厚に扱う映画やドラマなどがあれば、もっと見せられるのではないかと考えています。
高校の同期と劇団『劇団少年』(2015年結成)を結成して熱心に活動していますが、結成のきっかけや、演技に役立っている点があれば教えてください。
友人たちが軍隊から戻ってきた時期で、事務所のオーディションや映画・ドラマのオーディションがうまくいかない時期がありました。飲みの席でそんな話になり、私が先に稼いだ分を使って一度公演を作ろうと提案しました。今できることはそれだけだと考えたのです。学校時代の友人を通じて教授と出会い、公演の作り方や劇団運営を学びました。
そうして初めて舞台に立ったとき、自分たちが生きていると感じ、とても幸福でした。だから今でも続けており、できる限り長く続けたいと思っています。私自身も現在も演技レッスンを続けていますが、公演を通じて多く学んだと感じています。一緒に演じる仲間から学ぶことも多く、最後まで一生懸命やろうと考えています。

今作では、ピョ・ジフンさんの演技を評価する声も多く上がりました。「本人にぴったりの服を着た」との反応が多いですが、そうした反応を見てどのように感じましたか?
とても嬉しく誇らしい気持ちですが、どれだけ『真の教育』で称賛を受けても自分では不足している部分が多く見えるので、物足りなさを感じることの方が多いです。ここでより良くできたのにできなかったと悔やむことがあり、だから「本当に良くやった」と自分では思わないようにしようと考えています。しかし『真の教育』という作品とボン・グンデという役が、私の俳優人生において「あなたが本当に真摯さを持ってやれば、結局その心は視聴者の方々に届く。私の真摯さが視聴者の方々に届く」と勇気を与えてくれた作品になったと思います。
次の動向も気になります。次回作の 〈グッドパートナー2〉 の撮影は進んでいますか?
〈グッドパートナー2〉 は本当に一生懸命準備しています。1で不足していた自分の演技や表情といった点をさらに補い、良い演技をお見せできるよう努力しながら撮影を進めています。多くの期待と関心をお願いします。
〈真の教育〉 で最も印象に残っている場面や台詞があれば何ですか?
ファジンがハンリムに初めて会ったときに「助けの始まりは、助けてと頼むことからだ」という台詞があります。あの言葉は「なぜ言わないのか?」ではなく、『あなたの後ろにはあなたを助けられる人がこれだけいる』と言っているように感じられて良かったです。あれが『真の教育』が送る慰めと勇気ではないかと思い、その部分がとても良かったです。
この作品は「良い大人とはどのような大人か」を問う作品でもありますが、ご自身が考える良い大人とはどのような姿ですか?
私は子どもの頃から今に至るまで、特に子どものころに私を信じてくれた先生方、私を信じてくれる大人が好きでした。その先生の信頼が私が動く原動力になったと思います。ある先生が「君は演技をすべきだ」とおっしゃってくれたことがあり、それはただの一言ですが、私の可能性を見てくれているようで、何もない自分の何かを見つけてくれたように感じました。それが今まで私が演技を続けるきっかけになった言葉だったと思います。また母や父が「うちの息子を信じている。うちの息子ならできる」と言ってくれたこともあり、そうした大人の言葉が思春期や幼いころの私を大きく動かしました。ですから誰かを信じてくれる大人が、本当に良い大人だと思います。



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